働き
ベアリングは、機械の回転運動を円滑に行わせるための機械部品で、回転する軸を支えています。ベアリング(bearing)のベア(bear)とは英語で“支える”という意味です。機械が他の部分に接しながら動く時の支えとして、回転部分に組み込まれ摩擦を軽減する役割があります。
ものを動かそうと力を加えると、それを押しとどめようとする反対の力が働きます。この反対の力を“摩擦力”と呼び接触する二つの物体の間に発生し、ものの“重さ”に比例して大きくなります。しかし、ものの下に玉などを入れるとその抵抗力が非常に小さくなり、軽く動かすことがでるようになります。これがベアリングの働きです。
産業の米
現代人は機械文明のなかで生きています。機械が動くところには、ベアリングの存在が欠かせません。例えば、1台の自動車には約100個のベアリングが使用されています。他にも、冷蔵庫や洗濯機などの家電製品、大規模な工業機械や人工衛星にも使われています。もちろん大型機械ばかりではなく、コンピュ-タ-のハードディスクドライブなど、精密電子機器の心臓部には超高精度のベアリングが使用されています。また、日本のさまざまな製品が世界最高水準にあるのもベアリングの高品質と高性能によるものです。
ベアリングの技術なしには私たちの暮らしや産業は語れないでしょう。
ベアリングが「産業のコメ」と言われる理由がここにあります。